舞台はアメリカ。
15歳の日本人少年が好意を持つ隣家の女の子が、義父に性的虐待を受けていることを知り、その子に代わって女の子の義父を射殺。
近所の住人に通報され、逮捕されて、アメリカの陪審制度による裁判によって裁かれることとなる。
面白いのは、12人の陪審員たちによる評議の場面。当初は、面倒事をとっとと片付けて早く帰ろうという人もいるが、徐々にそれぞれが真剣に討議し始める。
実際、この本のような評議が行われるのかどうか知らないが、今年から日本では裁判員制度がスタートした。似たような状況を想像できるだけに、もし自分が裁判員として裁判に参加することになったらどうするだろうかということを改めて考えさせられる1冊だった。
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